母の足踏みミシン
今は亡き母がまだ元気だった10年前、内子に引っ越してすぐに譲り受けた古い足踏みミシン。
母の母、つまりわたしのおばあちゃんの代からの年代物。
子供の頃は重くて使いづらい、この足踏みミシンが嫌いで、家庭科で使う学校の足踏みミシンが欲しくて仕方なかったけど、母は頑なに、電動ミシンは使いづらい、この足踏みミシンが一番使いやすいと言って、最後まで足踏みミシン一筋でした。
譲り受けて、再び使い始めてその良さを始めて実感しました。
ちょっとの踏み込みで滑らかに進み、しっかりと縫える。
母が言ってたのはこのことかと、今になってやっと分かりました。
(重いと感じていたのは、たまたまその時錆びていたのか、電動ミシンに慣れてしまって、足踏みミシンのコツが分からなかったからだと思われます)
しかし、使い始めて暫くして動かなくなってしまいました。
母からは「このミシンは壊れることがないんよ。修理すれば半永久的に使えるんよ」と聞かされていたので、母に修理屋さんの連絡先を教えてもらい、連絡しようと思っていましたが、日々の生活にいっぱいいっぱいで中々連絡出来ずにいました。
そして今年の6月にやっと重い腰を上げ連絡を取り、修理してもらうことが出来ました。
「朝の6時に伺います。いえ、笑い事ではないんですよ。最近ミシンのお店や修理店の看板を見かけないでしょう?もううち以外修理してくれるところがないんですよ。なので、修理の依頼が殺到しておりまして、朝の6時くらいにしかお時間がとれんのですよ」
母と同年代くらいの職人さんが、確かに朝の6時に来てくださいました。
ミシン一筋40年(だったかな??正確な年数は忘れましたが)ですので、ミシンのことは何でも分かります。お任せください。
との頼もしいお言葉。
「このミシンはですね、特許をとっていましてね、壊れても修理さえすればずっと使えるんですよ。昔、某大手ミシンメーカー2社が真似して作ろうとして、作れなかったものなんですよ。」とのこと。
デニム生地が6枚重ねで縫えて、しかもスーパーのレジ袋のような薄いものでさえも難なく縫えるとのこと。
実際にその場で実演して見せてくださいました。
ちゃんと縫えてた。驚き!!
そんなに良いものだと知ったら、更に愛着が沸きます。
動きが滑らかになって、完全復活。
6月に修理してもらってから、昨日が初縫い。
ずっと気になってた夫のズボンの修理。
いや、ほんと使いやすくって、しっかり縫えますよ。
電動ミシンなんて目じゃない!
バック機能がなくったって、ロックミシン機能がなくったって、ボタンホール付けがなくったって最高♪
もう浮気はしません。足踏みミシン一筋です(^^♪
これでまたしばらく履ける~♪
しかし、こんなステキな職人さんの跡継ぎはいらっしゃらないのかな?日本の大事な宝、職人の技をぜひ後世に残してもらいたいなあ。
農閑期になったら、縫いたい物たくさん♪
早く冬にならないかなあ♪
ワニナルに出店出来なかった日の仕込んでおいたチキンカツをお昼にサンドイッチに。
うちの野菜のサラダ。ハヤトウリときゅうりと大根を千切りにして塩もみして水気を絞って、ちぎったレタスをまぜて、菜種油とお酢と塩コショウ、クミンのドレッシング。(あっ、大根はいただきものです)
素揚げのナスと、フレッシュトマト。夏野菜が秋に全盛期。
卵はひだまり農園さんの平飼い自然卵です。
夫カレー。余ったチキンカツで夜はカツカレーに。
玄関前に植えたつるむらさきの勢いがすごい!
多肉の植木鉢が完全に隠れちゃってる(^^)
あんまり勢いが凄すぎて、圧倒されてしばらく食べれませんでした。
やっと、ちょこちょこ摘んでは食べている。
さっとゆがいて水にさらしてから搾って、細かく切っておしょうゆとまぜまぜ、あったかご飯にかけて食べると美味です♪
葉っぱがでかい!私の顔くらいあります。
まだまだ暖かいですね。というより暑い。秋はどこへ行ったのやら?
ではではまたね(^^)/